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陽だまり 鍼灸マッサージ院 鍼灸師 あん摩マッサージ指圧師山田 加奈子
陽だまり 鍼灸マッサージ院 鍼灸師城所 友莉奈

陽だまり 鍼灸マッサージ院
鍼灸師 あん摩マッサージ指圧師
山田 加奈子
陽だまり 鍼灸マッサージ院
鍼灸師
城所 友莉奈

泰大会では、子育て真っ最中のママ・パパが多数活躍している。子どもの成長や家族構成などにより、最適な働き方が変わっても柔軟に対応できるよう組織としてのバックアップがあるためだ。訪問マッサージ・はり灸を担当するふたりのママに、働きやすさについて聞いた。

医療スタッフとして、母として

鍼灸師を志したきっかけを教えてください。
山田:母や姉が看護師をしていたので、もともと医療職に興味がありました。母の気持ちとしては、理学療法士になってほしかったようですが、私は早くから東洋医学に魅力を感じていました。体を自然の治癒力で整えていくという魅力から鍼灸師の道を選びました。10代で東京への憧れもあり「鍼灸あん摩マッサージの学校が東京にあるから」と、両親に相談したことを覚えています(笑)

城所:私は大学時代、ラグビー部のマネージャーをしていて、そこでお世話になったトレーナーさんが鍼灸師だったんです。就職活動の際に相談したのがきっかけです。一度は、食品業界に勤めていたのですが、ふと途中で鍼灸のことを思い出しました。食べ物とは違う形で「人の役に立つ仕事がしたい」という思いが芽生えてきたんです。
お子さんの年齢は違いますが、おふたりとも二児の母ですね。
山田:この春、それぞれ中学生と小学生にあがりました。子どもが小さい間は、働く頻度を減らして、登録制のリラクゼーションマッサージで勤務していました。下の子を保育園に預けられるようになってからは、本格的に働きたいということで求人を探していました。泰大会で働くようになって、もう5年近くが経ちましたね。

城所:うちは上の子が3歳で、下の子がこの前生まれたばかりで、現在は育休中です。久しぶりにユニフォームに袖を通しましたが、改めて身が引き締まる思いを感じています。1人目を出産するまで勤めていた治療院では「保育園の急な呼び出しに対応できる体制がまだ整っていない」という主旨の話もあり、育休を取って復帰するという選択肢は残念ながらありませんでした。

でも「陽だまり 鍼灸マッサージ院」で面接を受けたときは「急な休みもバックアップするから、心配しなくていい」と言っていただき「もう絶対にここで働きたい!」と思いました。

鍼灸師 あん摩マッサージ指圧師 山田 加奈子

鍼灸師 城所 友莉奈

安心感と思いやりのある働きやすさ

普段の仕事内容は、一般的な鍼灸マッサージ院と比べるといかがですか?
山田:施術や治療の内容は、在宅(訪問)でも来院していただく場合でも、また施設によってもそこまで変わらないと思います。ただ高齢者の方が多いため、基礎疾患や手術歴などを考慮し、施術肢位や力加減などに細心の注意を払って施術にあたっています。

母体が医療法人社団で、クリニックが近くにあるのも安心感がまったく違うものなんです。もちろん独立した施設でも責任を持って治療にあたるわけですが、「独り善がりな判断になっていないか」「こんなとき誰に相談したらいいのか」と感じる場面もあります。ドクターをはじめ、経験豊富な医療スタッフが多くいる環境というのはそれだけで安心です。

城所:泰大会の法人内で使われているSNSで簡単に訪問先の申し送りもできますし、急を要する場合は、事務所に電話で相談できます。訪問でのマッサージは、同行して見学する期間も十分に設定していただけたので安心でした。

山田:採用面接のときさえも、子ども連れでもまったく問題ないと言われました。一般的な組織では考えられないほど、先進的ですよね。
組織力、チームワークを感じますね。
城所:私が最も感謝しているのは、ママでも働きやすい環境です。どんなに体調管理に気をつけていても、子どもが急に発熱してしまい、お休みせざるを得ないことがありますよね。

山田:しかも、だいたいは当日の朝になってからじゃありませんか。子どもや自分が悪いわけではなくても、申し訳なさや後ろめたさを感じてしまいます。

城所:そうですよね。出勤したと思ったら、保育園から呼び出しがかかってお迎えにいかなくてはならないときもありました。でもすぐにフォローしていただき、担当を代わっていただいたり、事務スタッフが利用者様へ電話連絡を入れてくれたり。スピーディーで丁寧、しかも優しい対応を見ると、涙が出る思いでした。「GIVEの精神」といえばいいのでしょうか、周りの皆さんの対応に感動しました。

山田:負担をかけているのに「お大事に」という言葉を毎回かけていただきます。うちは子どもも大きくなったので、次は私がお返しする番だと思っています。あとは日常の勤務の中で、自分が担当している利用者様の情報をまとめておくことが、いざというときスムーズな引継ぎに役立つのでこまめに入力しておくように努めています。こうした日々の積み重ねが、真のチームワークにつながるのだと思います。

利用者様に貢献するための自己研鑽を続ける

訪問マッサージという働き方についてはどのように感じていますか。
山田:これも子育て中の私たちには、ちょうど良い働き方だと思っています。一般的な鍼灸院では、午前中と夜の診療時間を設定しているケースが多いのですが、家庭のことを考えると夜間の勤務は難しいです。昼の休憩時間が長いのは、やや非効率なんですね。一方で、訪問マッサージは、朝から夕方までの勤務なので17時、18時頃には保育園のお迎えに行けます。
利用者様は高齢の方が多いですか。
山田:そうですね。やはりご自分で来院できない方なので、訪問先の多くは高齢者のご自宅です。ここで勤務してから、認知症ケア専門士の資格をとったのですが、話し方、接し方など、以前より自信をもって治療にあたれるようになりました。資格取得に関して費用の補助をしていただける制度もありますし、自宅で母が一緒に勉強している姿というのは子どもにもいい影響があったように思います。

城所:まだ復帰まで時間があるので、復帰後にすぐ活躍できるように知識を蓄えておきたいと思っています。オンラインで参加できる研修会などもありますし、育児の合間の息抜きも兼ねて参加していきたいと思っています。福祉制度のことも頭に入れて、鍼灸師としての腕も磨いて、再び皆さんと一緒に働けるのが楽しみです。

山田:最近も城所さんの同僚だった方が入職されたんですよね。その方もママさんですが、男性も全員が育休を取得されています。私もまた、城所さんと一緒に働ける日を楽しみに待っています。

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